今は禁煙をして十数年になる私であるが、以前は多い日で1日に40本以上吸う、まあまあのスモーカーであった。タバコは20歳ちょっと前から吸っていて、定期的に禁煙を繰り返すも、数日で結局元通りというのを数回繰り返していた。
そして、子どもができた時には、それまで以上に少し強く禁煙を考えたのだが、元々、家や車では吸っていなかったこともあり、かえって「外で吸うだけならいいか。」との結論に達したこともあり、結局その時も禁煙には成功しなかった。
そこから数年経ち、3人目が生まれて2年か3年経った頃、風邪をひいてタバコが不味くなったのを機に、なんとなく吸わなくなったのを始めに、そのまま禁煙が続いている。
それほど強く禁煙を誓ってもいないのに、自然消滅のようなかたちで止めることができた。そして、今はタバコの匂いがすると思わず「くさっ!」と口にでてしまうほど、臭く不快になるため、もう吸うことはないと思う。
タバコやアルコールの依存は、自分の身体に悪影響があり、止めるに越したことはないが、ある意味、家族や他人に迷惑はかからない。もちろん、副流煙の問題や、アルコールの影響で暴力を振るうようなこともあるから、一概には言えないが、ギャンブル依存症患者がほぼ併発する借金問題は、家族への迷惑に直結する。
また、タバコやアルコールは家族が認識しやすく、早めに手を打つことも可能だが、ギャンブル依存症は隠しやすいため、分かった時には手遅れという事も多い。
ちなみに、私が最初に発覚した、いわゆる嫁バレの時点での負債は1,000万円を超えていた。まあ、よくぞそれだけ借りれたものだと感心する。
家族からすると、もう少し早く分かっていれば対処できたのにと思うことだろう。自身が依存症だった私が思うに、本人は隠すことにも全力を使うため本当に見極めるのは難しいと思う。
なので、言い方は悪いが「疑ってかかり」カマかけて見るのもいいかもしれない。それで間違いならそれでいいし、疑ったことを咎められたら、不安だということを告げて、ギャンブルを続けるならシロであることを返事だけでなく、その証拠を見せてもらった方が良い。
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