【前回までのおさらいから】最早、勝つ気がないのかと思えるほど、あっさり簡単に負け続ける博打。正直、惰性でやっているところもあったろう。そして、もう博奕で勝つ事より借金をすることが目的・目標とさえなっているような状況。まるで借金できることが自分の力であり、それでしか自分を認められないといった感じだ。
サラ金を制覇して枠もパンパン（借金遍歴その12）
借金は、不動産担保ローン800万、銀行カードローン600万（2件）、サラ金250万（数件）の合計1,650万。もうお金を借りるのは無理だろう。ただ、クレカの枠が230万があるので、それで月々の弁済金を工面しながら、それ以上に勝ち続け、借金を完済するという計画を立てた。
クレカ枠の230万のうち50万はキャッシング枠なので、そこから現金を借りて弁済に回すことができるが、その他の180万のクレカ枠はそれを現金にしなければならない。それまでは、（規約違反であるが）物品を購入し売却するなどの方法を取っていたが、公営ギャンブルの中ではあまりやっていなかった競輪なら、クレカで車券が買えることが分かったので、この頃からはクレカ枠を競輪で現金化する方法に変えていた。
これが中央競馬なら、午前中の未勝利戦のダート戦で、18頭立てだが実質5頭立てくらいのレース（残り13頭は、新馬から3レース位走って全て2桁着順とか、まず来ない馬）での、1番人気馬の先行できそうな先行馬で、信頼できる騎手が乗っているレースの複勝。などに賭ければ、まあクレカ枠1万を賭けて配当が1万とか1万1千円とかになって、まず当たる（はず）なのだが、競輪の場合、私のキャリアが短いこともあって、どうやって現金化するかが難しかった。
ただ、同じような方もいるようで、ネットの掲示板なんかで「鉄板レース」とか「現金化うんぬん」などというスレが立っており、参考にすることができた。そこで良く披露されていたのが、競技人数が少なく、実力差のはっきり分かれるガールズ競輪のレース。
確かに、ガールズ競輪は、7人中2人だけ18戦16勝と21戦15勝みたいな成績で、後の5人のうち2人ほどはたまに勝ったり上位にきているが、残り3人は20戦して未だ3着以内無し（車券に絡まない）というような分かりやすいレースが結構ある。
無論、飛びぬけた2人のワイドが最も堅そう（ちなみに競輪には単勝・複勝は無い）だし、それがスレッドでも推奨されていたりするが、競輪や地方競馬では現金化勢のほかに「ポイント勢」といって、ガチガチのレースに10万賭けて、レースでは元返しで10万しか返ってこなくとも、ポイントで(5%とかつく）5,000円分ポイント丸儲けを狙う勢力があり、その対策でワイドにはポイントがつかないというところ（車券を買える、KDreamsやDMM競輪などのプラットフォーム）が多い。
私がもともとポイント勢ではないが、やっぱりポイントがついたら嬉しい。それで車券も買えるし。なにせギャンブル依存症ですから。それで、2連複や3連複の車券を買い、何度失敗したことか…
ただ、成績から考えると、その2車しかないと思うような成績だし、それはオッズにも現れる。2車複のオッズが1.1倍とか1.2倍だぜ。普通来るよね。しかし、その2車のうち1車が、前が邪魔で外にも振れずに直線どん詰まり（福永かよ…）でまさかの着外なんてことが結構あった。
力からすると、最後の2周位から、一旦最後方に下げてでも包まれる状況を回避し、隊列の外から抜いていけば悪くとも2着、3着には来れるのじゃないかと思うんだけど…
でも、これは他の競技でも同じことで、何で外回すねんとか、なんで下げるねんとか、見ている方は好き勝手言うけど、どう考えても向こうがプロで、私たちは騎手や選手としては素人。プロから言わせれば「じゃあ、お前らやってみろよ。こっちは理由があってやっとんねん。」ってことになるだろう。
でも、私もいつも言っている。騎手や選手に向かい「へたくそ！」とか「あほか！」とか。でも実は自分が買うのが「へたくそ」で「あほ」なんやと思う。さて、230万のうちクレカ枠180万はどの程度の金になったのか。体感で言うと100万くらいか。割合でいうと100万÷180万＝55%しかない。それはこういうことだ。
1日で10万賭けるのに3万、3万、4万に分け、ガチガチの2車複に賭ける。流石にあたる事が多かったのだが、最初の3万が外れた時に、次の3万、その次に4万をより慎重に賭け、せめて7万を確保すればいいところ、7万を10万になるように賭けてみたり、2回目の3万を、1回目の3万を取り返すために2倍の2車複に賭けて外れたり。
どうしても、「負けを取り返す」ことにこだわってしまう。わかっちゃいるけど、止められない。さて、100万現金化できたというが、それだけでは結局しばらくの月々の弁済しかできない。そして、もうお金を借りる方法は無い。どうしよう。
とうとう金策尽き破綻して嫁バレ（借金遍歴その14）
