【前回までのおさらいから】2,000万近い借金を清算してもらった後、またしてもサラ金から200万、クレカで200万、合計400万の負債を作り、弁済で首が回らなくなり、離婚覚悟でカミングアウトするも、離婚はせずにべ弁済に協力してくれることになった。
家族へのカミングアウト(借金遍歴その23)
新たな400万の借金の月々の弁済は10万近くになり、返せないこともないが、生活は苦しくなる。そこで、いわゆる銀行の「おまとめローン」を頼んでみることにした。申し込みから数日して(2日後くらいやったかな?)連絡があり、いくつか書類を送って審査待ちとなった。
期待せずに待っていると連絡があり、希望額全額の融資が可能となった。基本的には各サラ金の弁済用の口座に、銀行から直接振込むが、一部、自ら弁済するほかないものは、自分の口座に振込してもらい、自分で弁済手続きをすることになった。
特に今まで書いてこなかったが、競輪の車券購入に使えるメルペイからも10万くらい借りており、これは自らチャージして弁済するしかないので、そういうものは自分で弁済手続きをしなくてはいけない。
この場合、一旦は手元に10万の金があることになるので、ギャンブル依存症の人間にとっては危険である。ただし、今回は嫁さんとも話をしており、きっちり弁済したという証拠を見せることになっていたので、それでちゃんと返すことができた。
ただ、ここでメルペイを解約し、かつ二度と使えないようにしておかないと、ダメなのだ。実際に、私はまた再開してしまう。ただ、解約してもまた契約できるし、根本的にはスマホを使わせないとか、物理的に二度とできない措置をとるべきだろう。
なお、クレジットカードとサラ金のほうは解約をしたが、こちらもまた契約をすれば借りることができる。これも、貸付自粛制度を利用するとか、身分証明関係書類を信頼できる人に預けるとか、物理的にカードの作成やサラ金からの借金ができないようにしたほうがいい。
なお、貸付自粛制度の場合は、3か月以内なら取消申請ができたり、既に作ったカードが使えたり、信用情報機関を通さない借受が可能など、抜け道が多いため、今あるカードやサラ金契約を解約した上で、身分証明書を預かる方法のほうが確実ではないかと思う。
ちなみに、この後、また借金を重ねる私だが、今はスマホ無しで身分証明書となる運転免許証や保険証を嫁さんに預け、新たな借金を防いでおり、実際に防ぐことができている。これは本人を信用するとかしないの話ではなく、決まり事としてちゃんとやった方がいい。
ギャンブル依存症は病気だということもあるし、ささいなことがきっかけで借金は再開してしまうし、一度再開すると歯止めが効かなくなるので、これは絶対にやったほうがいい。できることは全てやり過ぎるくらいやるべきである。カウンセリングなどでは、あまりに制限しすぎると詐欺や窃盗などの犯罪に走る場合もあるという説明はされだが、いくらギャンブル依存症であっても、その一線を超える人は流石に少数だろうし、普通は踏みとどまると思いたい。
私も金額的には相当借りていたし、依存症にも間違いはないが、罪を犯すことだけは考えもしなかった。
とはいえ、刑法犯は犯さずとも、嫁さんや家族に対しては大きな罪を背負うことになる。それは裏切りだ。
ギャンブル依存症は怖い(借金遍歴その25)