日暮れて道遠し

博打のこと、借金のこと、その他いろいろ

相手の腹を探ることなく、気兼ねなく話をするための提案「聴き込み度の分類」

前回、好きなアーティストであっても全てのアルバムを聴く必要はなく、黄金期だけ聴けばいいというようなことを書いた。そして、ある程度それは自分では実行しているのだが、ちょっと困ることがある。

それは、人と話したりする時に「俺なんかがファンと称していいのか。」という後ろめたさである。なので、できれば(いや、俺、実は好きやけどアルバム全部聴いてないで。)というのを先にお伝えしたいのだ。

ただ、それを言うのも(どのタイミングで言うか。)とか(言い訳に聞こえるかも…)とか余計なことを気にしないといけないので、日本共通の「聴き込み度の分類」を作り、自己紹介の際に肩書としてつけることを義務化するというのを考えた。

まずは聴いたことがないというレベル1。私で言う「ジャスティ・ビーバー」とか「レディ・ガガ」がこれにあたる。「ジャスティン・ビーバー」は全く聞いたことがない。そもそも洋楽なのか、SNSの人なのかも知らない。「レディ・ガガ」はテレビでサビっぽいところが流れているのを何度か聴いただけ。名前は知っているが、どんなカテゴリの人か、どんな曲を歌ってるか分からないという感じ。

次は何曲か聴いたことがあるというレベル2。「エド・シーラン」「テイラー・スウイフト」がこれ。それぞれ「Shape of You」と「Shake it off」しか聴いたことが無い。ただ、1曲通して聞いている(見ている)ので、性別、背格好や声は分かるし、なんとなく「こんな曲を歌う」人というのが分かる。

レベル3は、アルバムを1枚だけ(ベスト・アルバム含む)聞いたというやつ。アルバム1枚+数曲もこれに含む。フリートウッド・マックの「噂」だけとか、サンタナの「天の守護神」と「スムース」だけとか。他にも、全盛期の短かったアーティストや、1枚聴いて合わないから止めたのがこれにあたる。私はこれが多い。

レベル4は、アルバムを(ほぼ黄金期の)2枚~4枚程度聴いたもの。これも多い。クイーンとか、メタリカとか、ディープパープルとか。ここに入ってそうで入ってないのも多い。ピンクフロイドは結局「狂気」しか聴いていない。ザ・フーも1枚(ザ・フー・セル・アウト)だけ聴いて止めた。アイアン・メイデンは全く聴いていなかったのだが、最近聴きだしてもう5枚ほど聴いている。食わず嫌いだったようだ。

レベル5は、黄金期の数枚+何枚か聴いたもの。私の中ではこれが「ファン」と言っていいと思っているもの。ほとんどが、晩年になってから全く聴かなくなっている。ストーンズもそうだし、プリンスもそう。スティーヴィー・ワンダーもそう。この人達の黄金期はえげつない。それが逆に晩年が残念で聴かなくなっている原因なんだろうけど。

・ ストーンズの1968年~72年の「ベガーズ・バンケット」、「レット・イット・ブリード」、「スティッキー・フィンガーズ」、「メイン・ストリートのならず者」
・ プリンスの1982年~87年「1999」、「Purple Rain」、「Around the World in aDay」、「Parade」、「Sign O' The Times
・ スティーヴィー・ワンダー1972年~76年の「トーキング・ブック」、「インナーヴィジョンズ」、「ファースト・フィナーレ」、「キー・オブ・ライフ」

レベル6は、全てのアルバムを聴いているもの。私は先に述べたように好きだからといって全てのアルバムを聴こうというタイプではないので、これは少ない。多分、ビートルズトーキング・ヘッズザ・ストロークスだけだと思う。ただし、それぞれ「レット・イット・ビー」「ネイキッド」「カムダウン・マシーン」は数回しか聴いてないけど。

あとは、このレベル1~6の名称をどうするか。レベルで呼ぶのもいいが、もっと分かりやすい名前があるといい。ただ、面白いのが思い浮かばないので、とりあえずレベルで言うことにしよう。

これ、片方が最上位のレベル6の時に、相手がレベル4とか5である場合に最も力を発揮すると思う。お互いにレベル6だと思って話していたら、片方がレベル4だった場合、もし自己紹介で言ってないと、途中で「こいつ思ったよりレベル低い?」とか「相手はレベル6っぽい。馬鹿にされそう。」となる。

それが、最初から分かっていれば、気兼ねなく話できるんだよなぁ。あとは気の利いた名称があれば、広がりそうなんだけど…何かいいのないかなぁ。

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