日暮れて道遠し

博打のこと、借金のこと、その他いろいろ

競馬評論家のBIG3

競馬の予想評論家の中でも、予想の精度だけでなく予想方法そのものが画期的であったと私が思う3名を紹介する。

一人目は海外から。競馬に初めてスピード指数(ベイヤー指数)を導入したと言われている、アンドリュー・ベイヤー。ハーバード大学卒業というから、頭もいいのだろう。名著「勝ち馬を探せ!!」は指数信者にとってのバイブルとなっている。アメリカでは1970年代に発表されていたとか。

日本は遅れること1990年にようやく翻訳本が発行され、私も当時、同著を買い、X68000(パソコン)を使って見よう見まねで指数プログラムを作り、手入力で自分なりのデータを作って馬券を買っていたことを覚えている。結果はどうだったかって?成功していれば、ギャンブル依存症になって借金なんてしていない。

今では当たり前となったスピード指数の嚆矢であり、発表当時は衝撃をもって迎えられた。1992年からは、アメリカで最大シェアの競馬新聞、デイリーレーシングフォームに指数が掲載されており、今では予想の要素として標準となっている。

二人目は「競馬の神様」こと、大川慶次郎競馬ファンなら知らない人はいないだろう。オグリキャップの引退レースとなった有馬記念のゴール前で、日本国民全員が「オグリ頑張れ!」と呟いていた時に一人「ライアン!」と叫んでいたおじさんである。

日本の競馬評論家として初めて、新聞紙上で「パーフェクト予想」をして「競馬の神様」となった氏であるが、何といっても競馬予想に初めて「展開」というファクターを導入した功績は大きい。

それまでの「実績」や「タイム」、調子や調教といった要素とは全く異質の「展開」というファクターによる予想は、あまりに画期的だった。今や「展開」やそこから派生した「ペース」による予想は、予想の中心になっている。

三人目は少し邪道であるが、世に楽しき「タカモト方式」を教えてくれた、高本公夫である。これは「サイン理論」と言われるもので、当初はJRA番組構成に隠されたサイン、例えば、クラシックのトライアルレースが追加されたり頭数が変更されたとして、それはこの馬を勝たせるためであるなどというもので、成績や馬の力を一切考慮しない画期的?なもので、これがまた当たるとして評判になったものである。

ただ、後期はポスターのデザインやCMに出ている芸能人の名前からの語呂合わせであったりと、初期のなるほどと思わせる理路整然としたものから、俗で内容の薄いものに傾向が変わり、他のサイン理論の亜種と変わらなくなったため、自然と消えていったのは寂しい限りである。

予想という範疇には入らないだろうし、真剣に競馬と馬券に取り組む人から見れば、予想を馬鹿にしたような態度とも取れるため、褒められたものではないが、新しいファンを取り込み、馬券を買う敷居を低くし親しみやすいものにした功績は大きい。私なんかもあまりに当たらないときは、タカモト方式で馬券を買ったりしていた。

 

今やいくらでも個人でいろんなデータを収集できる時代、1億総競馬評論家といった景色である。これからは自分で新しい競馬評論、競馬予想をする時代なのかもしれない。

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