知る人ぞ知る爆笑コンビ「イシバシハザマ」は、2005年にABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞を受賞しているが、その後大きな活躍はなく、M-1グランプリは2004年、2005年、2008年の準決勝進出が最高と、あまり世に知られる機会がないこともあり、今は少し影の薄い中堅でくすぶっている。
若い頃はいわゆるリズムネタ風のショートコントという似通った芸風から「東のオリエンタルラジオ、西のイシバシハザマ」と称され、期待されていたのだが、その人気が爆発することは無かった。私は大好きなのだが、いかんせんテレビでの露出が少なく、人におすすめしても見てもらえることが難しく、ファンを増やすことはなかなかできなかった。
ネタの方は、リズムに乗せたブリッジを使うショートコントで、「イシバシハザマのおかしな話」のセリフの後、野球拳のリズムで「ハイ、チャーチャーチャチャチャチャーチャカチャチャチャ!」から始まり、最後にボーリングでストライクを取った時のようなポーズを取りながらコントの説明というか「オチ」を入れる。
この「おかしな話」が最も有名であるが、他にも「まさかでショートコント」「六分咲き劇場」「シャバダバ劇場」などのネタがある。音や動きはオリエンタルラジオと似ているが、ボケに対しての突っ込み具合は、霜降り明星や東京ホテイソンのような後つっこみ系だが、それを二人でやるところが特徴。
このあたりは文字で説明するにも限度があるので、是非、探してみてください。あと、ネタの最後に今日の振り返りをする場合があり、これは一時期トータルテンボスがやっている「本日のハイライト」の元祖?でもあり、多くの要素をもった稀有なコンビだと思う。
ネタの方はまさに「六分咲き」程度のウケ方が多いが、私は爆笑とまではいかなくとも、「八分咲き」くらいには笑うことが多い。これからブレイクするとは正直思えないが、私は定期的にネタの動画は見ているし、そんな人も多いのでは?いや、おらんか。
見たことのない人は是非、動画の視聴を!
