日暮れて道遠し

博打のこと、借金のこと、その他いろいろ

こんなパラレルワールドがあったら行ってみたい

この世に無数にあると言われるパラレルワールド。並行世界とか並行宇宙と言われる、いま自分がいる世界と少し違う世界。タイムトラベルの説明や解決としてもよく使われる概念である。

例えば、過去に戻って自分の親を亡き者にした場合、自分はその瞬間に存在しなくなる。となると未来にいっても自分はいないことになるが、じゃあ、未来からきた自分は一体何者なのか。

この時にパラレルワールドがあるとすると、答えは簡単である。今いる自分は世界Aの住人であり、世界Aでは親も自分も存在する。そして親が亡き者となった世界Bでは親も自分もいない世界が続いている。という訳だ。そして、世界Aの住人である自分が世界Bにいる。という感じ。

これで、親がいないのに子がいる世界Bというのが成立するという訳だ。

それはいいとして、私はよく「こんなパラレルワールドがあったら、どうなってるんやろう。」と夢想することがある。例えばコーヒーの無い世界。朝何を飲んだらいいのか。紅茶は好きでないし、ヨーグルトって若いOLじゃあるまいし、だからといって青汁飲むのもなぁ。

酒の無い世界だと、夜の街は静かだろうか。お金が液体の世界だと、みんなツボを持ち歩いてレジに注ぐのか…ピンポイントでくだらなく、またネガティブな感じの「もしも」が多いが、ひとつだけ面白そうなパラレルワールドがある。

それは「漫画のキャラ変と絵柄変を許さない。」というパラレルワールドである。ドカベンは甲子園にはいかず、ずっと柔道をしているし、美味しんぼでは山岡士郎はずっと無精ひげでつっけんどん、海原雄山は不遜で人間的にはクズのままだ。

いや、でも見てみたい。スポーツマンガの全てが詰まっている奇跡の巻と言われる「ドカベン」の第31巻。最強かつ最悪の相手である、土佐丸との全国大会選抜の決勝戦。四天王と言われる山田太郎里中智岩鬼正美、殿馬一人のバックストーリーが、ここで語られる。

試合の最高潮の場面になって語られる、メインキャラの過去。今やスポーツ漫画やバトル漫画の王道であるが、このドカベン第31巻がその基となっている。それがパラレルワールドでは柔道なのだ。

いったいどうなるのか、全く予想がつかない。四天王最後の殿馬秘打・円舞曲「別れ」は、秘技・円舞曲「巴投げ」になるのか。一方の美味しんぼどうか。山岡は栗田さんにセクハラで訴えられ、雄山はパワハラで美食倶楽部を追放される。究極の刑務所メシと、至高のビンボー飯の対決…

いや、多分どっちも5~8巻くらいで打ち切りだろう。ただ、山岡士郎と栗田さんは、あのままのキャラで行ってほしかった。なんか若返ってるし。栗田さんは可愛げが無くなったし。

あと、絵柄が変わるのもダメだから、アラレちゃんも小林玉美(ザ・ロック)もちゃんと6頭身~7頭身に近いままだし、イギーも不細工だ。ただ、進撃の巨人は、元の世界と特に変わりないようだ。

そうだ、カイジは!

 

何か、絵が上手くなってるような気がする…

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